後援会名簿の整備は固定電話の時代から携帯電話に

いわゆるリーフレットは、地域によって「パンフレット」「後援会案内」「趣意書」などと呼ばれますが、概ねA4判を3つ折りにしたフォーマットです。そして、そのなかに入れ込む後援会入会申込書のフォームには、入会希望者の氏名、住所、電話番号などの連絡先を記入してもらう形が主流です。

このうち電話番号について、最近では携帯電話番号を記入させるものをよく見かけるようになりました。固定電話を記入させるデメリットは、①後援会入会者本人が必ず電話に出るとは限らない(=入会者と家族が必ずしも同一の政治家を支持しているとはいえず、架電することがトラブルになる可能性がある)、②留守録機能などにより、そもそも接続率が低い。③固定電話加入率が下がっている。などがあります。

この点、携帯電話番号をかいてもらうことで、①後援会入会者本人に直接かけることができる、②留守番電話に入れたり、あるいはショートメッセージを送ることができるので何度も入れ違いになることが少ない、③携帯電話はほぼ1人1台以上持っている、などのメリットがあります。ショートメッセージから公式LINEなどに誘導することにより、通信費用そのものを抑えることもできるようになり、政治活動や選挙運動費用の節約にもつながります。

政治家向けクラウド名簿地図アプリ「ミエセン」でも、携帯電話番号を登録しておくことで、アプリからワンタップで架電したりショートメールを送ることができます。この時期、統一地方選挙に向けて折り返しのタイミングで、リーフレット等を新調される政治家も多いです。こうした一つ一つの項目も再点検してみると良いでしょう。

ジャッグジャパン株式会社代表取締役
選挙プランナー 大濱﨑卓真

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